1996-06-18 第136回国会 参議院 法務委員会 第10号
いずれにしましても、訴訟になれていない一般市民がこの少額手続を利用することが多くなろうかと思いますので、これまで以上に手続の教示制度といいますか、これを確立させ、そして適切な運用を図っていくことが大事であると思っております。いろんな工夫をあらゆる衆知を集めて実行していきたい、こう思っているところでございます。
いずれにしましても、訴訟になれていない一般市民がこの少額手続を利用することが多くなろうかと思いますので、これまで以上に手続の教示制度といいますか、これを確立させ、そして適切な運用を図っていくことが大事であると思っております。いろんな工夫をあらゆる衆知を集めて実行していきたい、こう思っているところでございます。
したがって、公害裁判とか薬害の裁判とか、さまざまなそうした社会的な問題が最近は裁判で注目されるようになっていることは一つの大きな進歩だと思いますけれども、例えば今度のあれで簡易裁判所で少額手続というようなことが出てきている。この問題も運用の仕方いかんでは結果的に、いわゆるサラ金とかあるいはそういう意味の消費者金融と言うといいですけれども、そういうところの取り立てを助ける。
それから三番目には、最高裁判所規則によりまして先ほど申し上げました特則手続をより少額手続にふさわしいように改めていくような施策が必ずしも十分になされてはいなかったということがあるかと思います。